最近の投稿
カテゴリー
症状・対処法
代替食品

欧米で人気の高いオーツミルク「OATLY(オートリー)」の日本での販売が開始 Westside合同会社(東京都世田谷区)は、欧米で人気の高いオーツミルク「OATLY(オートリー)」の日本での販売を20 ...
続きを読む
続きを読む

雪印メグミルクの「アカディ」って? 牛乳でおなかがゴロゴロしてしまう「乳糖不耐症」の人の心強い味方が、雪印メグミルクが販売している「アカディ」という牛乳ブランドです。 下痢や腹痛など、乳糖不耐症の症状 ...
続きを読む
続きを読む

乳糖不耐症でもお腹がゴロゴロしにくい「低乳糖牛乳」 「低乳糖牛乳」とは、下痢や腹痛など、乳糖不耐症の症状の原因となる「乳糖」をあらかじめ分解し、約8割カットした商品です。 乳糖の分解には、消化酵素のひ ...
続きを読む
続きを読む
豆知識

世界のスーパーマーケットのラクトースフリー事情については以前、以下の記事でお伝えしました。この記事では、スーパーに限らず、ラクトースフリー商品に関わるあれこれをご紹介していきます。 概要 乳糖不耐症の ...
続きを読む
続きを読む

ラクトースフリー食品とは 乳糖不耐症の不快な症状の原因となる「乳糖」をあらかじめ分解した食品のことを「ラクトースフリー食品」と言います。具体的な数値は国ごとに異なりますが、食品中に含まれる乳糖の割合が ...
続きを読む
続きを読む

似て非なる症状 − 乳糖不耐症と牛乳アレルギー 「牛乳・乳製品を自由に摂れない」という意味ではよく似ている「乳糖不耐症」と「牛乳アレルギー」。混同されてしまうこともしばしばですが、実は、この2つは根本 ...
続きを読む
続きを読む
制度・提言

ラクターゼの使用実態と副作用 乳糖不耐症の症状を抑える消化酵素「ラクターゼ」 乳糖不耐症は、乳糖を分解する酵素である「ラクターゼ」を腸内で生み出す力が衰えることによって発症します。そのため、この酵素( ...
続きを読む
続きを読む
独自調査

乳糖分解酵素「ラクターゼ」とは 「ラクターゼ」とは、腸内で牛乳に含まれる「乳糖」を分解してくれる酵素です。 乳糖不耐症は、このラクターゼを腸内で生み出す力が衰えることによって発症するため、この酵素を体 ...
続きを読む
続きを読む
ニュース
記事検索
注釈
- 農畜産業振興機構「医薬品添加物としての砂糖」(2019年12月閲覧)
- 実際にはラクターゼを生み出す力が低下していても、その他の腸内細菌の働きによって牛乳を消化できている場合があります。東アジア系の人の9割以上で、ラクターゼを生み出す力は年齢とともに低下していくことが知られていますが、実際の乳糖消化能力に関しては、そうした遺伝的要因だけでなく、食生活や腸内細菌の構成など、様々な要素が関わっていると言われています(参考:M de Vrese (2001) Probiotics – compensation for lactose insufficiency)
- その他にも、極小の穴が空いた膜を使って乳糖を漉し取る「膜分離技術」という方法があります。この方法ではラクターゼを使用する必要がないため、乳糖を分解した際に生じる単糖類による食味の変化がなく、牛乳本来の風味をほとんど損なわないという利点があります(関 信夫「乳製品製造における膜分離技術」)
- 乳糖が分解されるとガラクトースやグルコースという単糖類が生じるため、砂糖無添加でも甘味を感じられるヨーグルトなど、「ミルク本来の甘味」を引き出した商品開発が可能になるようです(濱口和廣(2011)「酵母由来ラクターゼ」)
- 乳糖を8割カット(=2割に削減)した商品は日本でも売られているのですが、もともとの牛乳の乳糖含有率が4.5%なので、乳糖含有率は0.9%以上にとどまってしまいます。ただし、乳糖の8割はカットされているので、症状の軽減には十分役に立ちます
- Industry Arc, Lactose Free Food Market – Forecast(2019 – 2024)”
- この記事の執筆者が実際に訪れた国や、知人に撮影してもらったもの、Twitterで寄せていただいた情報などをもとにしています
- アナフィラキシーの対応について詳しくは、NPO法人 アレルギー支援ネットワークのページをご参照ください
- このほか、乳糖不耐症の症状が出にくいチーズやヨーグルトにもタンパク質は残っているため、牛乳アレルギーの人は食用を避ける必要があります(参考:アナフィラキシーってなあに.jp)
- 一部、ガスの発生については大腸内細菌の活動が関係していますが、これも免疫など身体の仕組み全体には関わりのない、局所的な反応であると言えます。詳しくは「乳糖不耐症の症状はなぜ起こる?〜お腹が痛くなる仕組み〜」
- 食物アレルギーひやりはっと事例集 2014
- 病院での検査内容については、MEDLEY「乳糖不耐症の検査」をご参照ください(最終閲覧 2019年10月)
- ただし、筆者は医療関係者ではないため、実際の医療現場での処方の慣習についてはよく分かりません。処方の実態について詳しい方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームより情報を教えていただけると幸いです
- ガランターゼ散50%の「医薬品インタビューフォーム」(※リンクをクリックするとPDFがダウンロードされます) I-1. 「開発の経緯」には、「乳児にとっては乳糖が唯一の糖質であることから消化酵素としての乳糖分解酵素の開発が望まれていた」とあり、処方対象としては第一に乳児が想定されていたということがわかります。販売開始から50年近く経っても健康な成人が処方対象に入っていないのは、「乳糖不耐症が大人の健康問題でもある」ということが社会の中で正しく認知されていないことを示しています
- Barbesgaard [et al.] (1992) On the safety of Aspergillus oryzae: a review など
- この問題に関しては、ラクターゼ製剤の市場規模が桁違いに大きい英語圏でも、英語圏でも「副作用は全く確認されていない」とするサイトと「ごく稀にアレルギー症状を引き起こすことがある」とするサイトが並存しているなど、情報が錯綜しているのが現状です
- 具体的には、ラクターゼの錠剤を服用後にアレルギー症状を発症した35歳男性の症例(1996)、薬剤師として調剤中にラクターゼの粉末を浴び続けたことで皮膚や気管に症状が出るようになった31歳女性の症例(2007)、さらに、ラクターゼに対する抗体の形成が確認された38歳女性の症例(2016)など
- 日本でのラクターゼ製剤が最初に承認された当時(1971年)の状況としては、主に乳児が処方対象として想定されていたために、ショック症状の可能性が、ラクターゼがあくまで処方薬(医療用医薬品)として承認されることの大きな要因になったのかもしれません
- なお、その他、気を付ける必要があることとして、糖尿病を抱えている人の場合、食後の血糖値が上がりやすくなるという点が挙げられます。これは、ラクターゼの服用によって乳糖の分解が促進されることによります